こんにちは、公認心理師 スワダ相談室です。
自分に自信がなくて、自信はどうやってつくのか、自己肯定感のあげ方を知りたいです。
自信がいことについて、「自分が悪い」とか、「自分でどうにかしないと」という思いがあるかもしれませんが、あなたが悪いわけではありません。
自信がないのは、自分が悪いんじゃないのですか?
はい、自信のあるなしは、自分一人で作ってきたものではなく、幼少期に身近な他者がどんな応答をしてくれたかが大きく関係しています。自己肯定感がどうできるか図解したので、よりく詳しく見ていきましょう。
自分に自信がないのは幼少期の環境が原因なのか
自信のあるなしは、養育者などの他者が自分にどんな応答をしてくれるかが大きいと書きましたが、図で見ていきましょう。
図の、”野菜”を”自分”とし、”土壌”を”自分を写し返してくれる鏡” だとします。野菜(自分)が自信を持って育つか、自信なく育つかは、土壌(鏡)によって変わることは、イメージしやすいかと思います。野菜(自分)にとって、土壌(鏡)が大事ですが、私たちは生まれ時は土壌(鏡)を持っておらず、主に養育者によって提供され、心に内在化されると言われています。
例えば、何か悲しいことがあった時、「あなたの悩みを聞いててたら、お母さん痩せてきたわ」や「泣いてないで早く話しなさい」など、親がめんどくさがっていると感じると、子供は頼れないと感じたり、自分はダメなんだ、迷惑をかけたら人は受け入れてくないと感じたりします。
結果、親の期待通りだと認められるけど、そうでないとめんどくさがられると感じる土壌(鏡)を内在化し、学校でも職場でも人に頼ることなく、なんとか人の期待に応え、いい結果を出そう、期待に応えないと見捨てられる・見放される、がっかりされると不安になったり、自分には価値がないと感じることにつながります。
環境がすべてではありませんが、他者にどんな応答をしてもらうかは、それくらい大事なことです。
頑張って成功しても、自己肯定感が低いまま上がらない理由
相手の期待に応えたら周りから肯定されるという体験をすると、肯定してもらうために、
するかもしれません。ですが、それらをいくらやっても自己肯定感につながらず、「いつまで頑張ればいいのだろうか」と、そんな生きづらさを感じておられるのはないでしょうか。
頑張っているのに、自己肯定感が上がらないのは、資格を取ったり、ブランド服を着たりしたりと、野菜は変化するのに、自分のことを映し返してくれる土壌(鏡)は、そのままだからです。どれだけ頑張っても、「もっと上にいくよう、失敗しないよう」にと、土壌(鏡)に映し返されて、生きづらさを感じておられるのではないでしょうか。
自信の付け方・自己肯定感を高める方法
自信がついたり自己肯定感が上がるには、土壌(鏡)が大事なことは解りました。でも、どうやったら、土壌が変わっていくのでしょうか。
自信がない、あるいは、自分が悪いと感じる土壌が、”他者との関係”でできたように、健康的な自信を持ち、根っこのところで自分をOKと感じる土壌も、”他者との関係”でできていきます。
そうした”他者との関係”を提供するのが心理カウンセリングです。
カウンセリングの場が、本音を話しても大丈夫だと安心を感じる居場所になったり、困ったことがあっても、一緒に考えてくれると相手(カウンセラー)をあてにできたる、そうした関係が、新しい土壌作りにつながります。
日常の生活で、そうした”他者との関係”を得るのが難しいかもしれませんが、それを提供するのが心理カウンセリングです。
土壌が安定して豊かになると、野菜がすくすく育ちます。そうした安心した土壌を心に耕すことが自己肯定感があがることにつながります。スワダ相談室では、そんな土壌作りになるカウンセリングを行います。
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