人間関係がうまくいかなくて、人と距離を置くけど、1人は孤独

愛着障害

こんにちは、スワダ相談室 (公認心理師) です。

相談者さん
相談者さん

人と関わると、批判されたり、相手に都合のいいことを言われたりと、嫌な思いをすることが多く、人と距離を置いていますが、そうすると周りに人がいなくなって、孤独です。

スワダ相談室
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人と一緒にいるのも、一人でいるのも、どちらも苦痛で、身動きがとれないような辛さを、どうしたらいいのか考えていきましょう。

友達関係に疲れたあなたへ。人間関係のパターンを知ろう

こんな事例があったとしましょう。

30代 ユカさんのお悩み

ユカさんは、悩みごとを友達に話すと、けなされたり、友達の要求に応えないと、友達が不機嫌になることが続き、一緒にいると嫌な思いをするので、人と距離を置いています。でも、そうすると周りに人がいなくなり、孤独を感じています。

相談者さん
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一人の人と距離を置いても、別の人とも、また嫌なことが起き、どうしたいいのかわかりません。

スワダ相談室
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一人の人と起きたことと同じようなことが、別の人との関係でも起きる時、人間関係のパターンを見ていくことが、解決の手助けになることがあります。

ユカさんの今の人間関係のパターン

ユカさんの人間関係のパターンには、例えば、支配がテーマにあることが考えられます。友達が期待する通りに動かないと、友達がキレるから、ユカさんは、友達の思い通りに動かないといけないと、思っているのかもしれません。ユカさんは、支配されるような状態になっていて、それで人間関係を切らざるを得ないのかもしれません。

周りの人との関係のパターンは、親子関係のパターンと似ることが多く、ユカさんは、例えば、以下のような養育環境が想像されます。

ユカさんの親との関係(幼少期の環境)
  • 支配者のような人が家族内にいる
  • 例えば、父親が支配者の場合、母親やユカさんは、自分の意見や要望を言わずに、父親のニーズを満たすことを優先してきた
  • 無愛想な態度でいると、父親に逆ギレされるため、何も言わず自分さえ我慢すればいいと思ってきた
スワダ相談室
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幼少期の親子関係のパターンは馴染みがあるため、親子関係と似たパターンが展開される相手と友達関係を持ちやすくなります。そのため、今の人間関係の背後に潜むパターンを知ることが大切です。

今の人間関係の背後に潜むパターンを知り、馴染みのある親子関係のパターンに自分自身が突き動かされていることや、そこで傷ついていたことが分かったり、傷つきが癒されていくと、その人間関係のパターンから自由になることがあります。

馴染みの人外関係のパターンから解放され自由になるために

相談者さん
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相手のニーズや要望を優先することが、子供の頃から当たり前になっていて、それ以外の人との関わり方がわかりません。

スワダ相談室
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育った環境では、親の要望やニーズを満たしてあげることを優先せざるを得なくて、自分のニーズを言える環境になかったかもしれません。友達との関係においても、同じように相手のニーズを優先することになり、自分の意見を言ったり、自己表現することに、安心を感じないかもしれません。

自分を大事にする関係を作る

カウンセリングでは、あなたの意見や気持ちを大事にします。あなたの意見や気持ちを一緒に見つけていくことから始めましょう。あなたの気持ちと一致するものを共に見つけて行く中で、これでいいんだと自信を感じたり、意見を言ってもいいんだと感じられるようになり、そうしたやりとりが、”自分を大事にしていい”という新しい人間関係のパターンを作っていくことにつながります。

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