こんにちは、心理カウンセラー(公認心理師)スワダ相談室です。

今日は、相手に期待しても期待したものが返ってこなくてがっかり、そんなお悩みをお持ちの方に向けたブログです。
友達にも恋愛相手にも大切にされない(見捨てられ不安)
期待したものが返ってこずに、がっかりしたり、大切にされていないように感じる、そうした思いが話されるカウンセリングの場をまずご覧ください。(本の事例をいくつか合わせたものです。)
30代女性のキャッシーが最近、恋愛相手から連絡がなく見捨てられたのではないか、何か相手の気分を害するようなことをしてしまったのではないかと気分が落ち込んでいる場面です。

最近彼に連絡しても返事をくれなくて、不安な気持ちになって、それを友達に相談したかったけど、友達は結婚していて忙しくて… まるでみんなが私のことを忘れてしまったみたいで… いつもみんなに注目されたいわけではないけど、周りに人がいないことに慣れていないです。

自分の周りには誰もいてくれなくて1人ぼっちのように感じる。

そうです…

この人たちも助けて欲しい時に助けてくれないし頼れない。

はい…でも、それを口に出すのはバカみたいな気がして…

それを言うのはバカみたいと感じるお気持ちについて、もう少し聞かせてください。

なんていうか、相手が気づくべきだという気がして…

相手があなたの気持ちを気づいてくれなくて、こっちの気持ちを口に出して言わないと分からないことは、すごくがっかりしたのですね。

…はい…
それに、私は彼やお友達の誕生日には相手を喜ばせようとサプライズを用意しているのに、相手は同じようにはしてくれなくて(涙が溢れる)

彼やお友達がそうした態度を取ると、大事にされていないと感じる。

はい… (泣きながら) そう、そうなんです。
分かってほしい – 他者に分かってもらえた・理解されたという体験を通して
キャッシーさんの事例いかがだったでしょうか。
こうした信念があっても、今感じている生きづらさを他者に理解された・分かってもらえたと感じる体験を通して、心が丈夫になり心の安心にもつながります。
上記のような段階で、「あなたは本当は価値があるんだよ」のように、違う捉え方をすることを理知的に伝えても、心の深いところから自己価値を感じることことにはあまりつながらないと、関係療法では考えられています。
恋愛依存だとカウンセラーにも依存となるのか?
心理学の学派によっては、分かってもらえたというような返しをしていくことは、カウンセラーに依存となることから、悩みを話す場に立ち会いそこに一緒にいるけど、承認、共感、理解は、クライエントさんが、1人で行っていくもを応援する学派もあります。

「自分で自分を認めてあげよう」や「自分の価値は他者評価に関係ない。」のように、理知的に理解することを促すのは、相談者さんが1人でなんとかしていくことを応援していくような介入となります。
1人でなんとかしようとすることは、お酒、買い物や仕事に依存したりと、恋愛相手以外に何か依存先を他見つけることにもつながりかねません。
そのため、今日ご紹介したようなお悩みは、分かってもらえた・理解してもらえたという体験、つまり相談者さんが1人ではなく、セラピストとの関係の中で生きやすさにつなげていくことを取り組む療法が合っています。
それは、共依存的な依存ではなく、健康的な相互依存につなげていくものです。
ご参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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